Bプログラム とかくこの世はせちがらい [10作品 | 103]
フライング・ナンセン(1999年/11分 ウクライナ/アメリカ)
監督:イゴール・コヴァリョフ
探検家ナンセンは、女が待つ北極へと向かう。アニメーション界のタルコフスキー、もしくはブレッソンによる、極私的なフェイクドキュメンタリーアニメーション。
イ・カステッリ・アニマティ映画祭グランプリ、オタワ特別賞ほか。

© Klasky Csupo
わからないブタ(2010年/10分 日本)
監督:和田 淳
みんなブタのことを知っているし、ブタもみんなのことに気付いているが、それぞれどれくらいにどんなふうに知っているかは判らない。お母さんもお父さんのことが判らない。絶妙の間と反復のリズム、触感表現。人々のあいだのズレや不理解を許容する、奇妙でやさしい物語。
ファントーシュ(スイス)グランプリ、アナーバー映画祭Funniest Film賞ほか。


© Atsushi Wada, Tokyo University of the Arts
プリーズ・セイ・サムシング(2009年/10分 アイルランド/ドイツ)
監督:デイヴィッド・オライリー
遠い未来に展開される、ネコとネズミの夫婦の困った関係の物語。純真な妻と冷酷な夫。レトロゲームのような3DCGで語られる、各25秒の高速23エピソードが構成するカートゥーン世界の現代的アップデート。お願いだから何か言って、なんだっていいから。
ベルリン短編部門金熊賞、カートゥーン・ドール(ヨーロッパ最優秀アニメーション作品)受賞ほか。

© David OReilly Animation
ダスト・キッド(2009年/10分 韓国)
監督:ヂョン・ユミ
寒い冬の夜遅く、掃除を始めたユージンのもとにダスト・キッドが現れる。彼女たちは自分の姿によく似ていて、片付けても片付けてもきりがない……韓国の新鋭が贈る、自分自身と折り合いをつけることに関する現代の寓話は、宗教的な静けささえも漂わせる。
カンヌ映画祭公式招待ほか。

© Sensitive Bear
ボリス(2009年/4分 アメリカ)
監督:ダニエル・ランドクイスト
タイコを叩くのが大好きなボリス。その音で村人の気は狂いそう。でも誰も彼を止められない。村人たちが最終手段を選ぶとき、ボリスはいかに抵抗するのか? アメリカ人にしか作れない極端なメタモルフォーゼが語る、アグリーでファニーな物語。非常に残酷だが、軽やかで気持ちがよい。
アヌシー入選ほか。

© Daniel Lundquist
向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった(2009年/6分 日本)
監督:植草航
向ヶ丘千里は、めがねをかけた女の子に自分の存在を気付いてもらいたい。青春の孤独な焦燥感を画面上に滾らせる、美少女の地団駄アニメーション。滑らかな動きと過剰な情報力は快楽というよりも若者の自意識過剰な内面世界へとダイレクトに接続する。
学生CGコンテスト優秀賞、下北沢映画祭グランプリ、YouTube Video Award Japan 2009ノミネートほか。

© Wataru Uekusa
ラビット・パンチ(2008年/6分 イギリス)
監督:クリスティアン・アンドリュース
僕たちの暮らす場所では何も起こらない。だから特別なことをすることにした……北イングランドに暮らす14歳の少年の心に宿る苛立ちとやるせなさ。彼の人生に到来する、ちっぽけながらも致命的な一撃。
韓国国際学生アニメーション映画祭グランプリほか。

© Royal College of Art
HAND SOAP(2008年/16分 日本)
監督:大山慶
ニキビ、団地、カエルの解剖、黒電話、両親のセックス、女子学生の膝頭、そして雪。皮膚や髪の毛の接写画像のコラージュが構築する過剰なマチエール。かつて思春期を経験したすべての人に贈る静かな物語。
アナーバー映画祭最優秀アニメーション賞、オランダ最優秀物語短編賞、アニメーテッド・ドリーム(エストニア)最優秀作品賞、イマジナリア映画祭最優秀短編賞、ヨコハマ映像祭優秀賞、オーバーハウゼン映画祭賞、広島優秀賞ほか。

© Kei Oyama, Aichi Art Center
ディアロゴス(2008年/5分 エストニア)
監督:ウロ・ピッコフ
あらゆるものがハイテクでコンピュータに頼った現代社会を皮肉るコメディ。すべてを破壊し、無意味に帰する、フィルムスクラッチ新世代! 私はきっと飛べるはず、アイ(目)・キャン(缶)・フライ(蠅)! 
オタワ審査員特別賞ほか。

© Eesti Joonisfilm
雨のダイバー(2010年/25分 エストニア)
監督:プリート・パルン&オリガ・パルン
男の仕事は昼の潜水夫。女の仕事は夜の歯科医。二人のキスはいつも別れのキス。男は潜ろうと、女は眠ろうとする。しかしその試みは果たされず、そして船は沈んでいく。エストニアの巨匠が新たなパートナーを得て辿り着いた、シュールと静けさと切なさの境地。
ザグレブ、アニマ(ベルギー)、アニフェスト(チェコ)グランプリ、広島HIROSHIMA賞ほか。


© Eesti Joonisfilm
※上映作品・上映順は予告なく変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
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