0 植野隆司(テニスコーツ)/ミュージシャン
衝撃でした、予想以上にノー・ルールで、表現形式が多様で。
そうか、アニメの可能性ってすごいなあ、と。
自由さ、斬新さ、わけのわからなさ、ユーモア、どれをとってもズバ抜けている!
そして、その中から滲み出てくる哀愁というか、ノスタルジィというか。
不思議な感覚です。突き放せば突き放すほど強くなってくるもの、みたいな。
全体的には、何だか悪夢のようなものなんですが・・・
スゴすぎて、頭の中が整理つかなくて、とてもコメントなんて書けません。

0 五所純子/ライター
いっぽんの線があたえる充足と、形の躍動への静かな驚き。脳味噌を産毛で撫でられるような「このマンガはお前の脳をダメにする」と心の墓標にそっと腰を下ろす「きっとすべて大丈夫」「あなたは私の誇り」は永久的に映していたい、網膜に。

0 佐々木敦/評論家
絵が?、画が?、描かれたものが?、写されたものが?、動き出すだけで、動き続けるだけで、ひとは驚きとときめきを、深いところで繰り返し思い知る。
このフェスに集ったアニメーションは、そんな「動く何か」の初源的な感動をひたすら刺激してくれるとともに、その先にあるものをも指し示している。

0 七里圭/映画監督
なんとリリカル!
不条理な現代を生きる、
すれすれの実感が、きわきわの情感が、
この作品群に、万華鏡の如く見てとれる。
アニメーション。
ああ、嫉妬。

0 鈴木卓爾/映画監督
こんなにも沢山の壮絶な作品群を前に絶句しました。凶暴なアニメーション、苦悩するアニメーション、ストッパーの外れたギリギリの状態の中から、仄かな希望を見出す事の出来る作品にすがりました。デモニッシュの深淵の中から、コツコツと糸の様な線を頼りに、光の元へとサルベージし、滅ばず踏ん張る瞬間のひとつひとつの譲りようのない線と色の強度。Aプログラム、Bプログラム共に、充実のずっしりした時間でした。こんなに恐ろしい気持ちを抱くなんて思っても居ませんでした。闇の中に浮かぶ光に向けて、立った一人(あるいは少数)で立ち向かう、動かす絵師達の苦行と快楽をまざまざと見て欲しいと思います。見た事は一切忘れられない作品群でした。

0 西島大介/マンガ家
ポップとアンダーの境界はなく、けいおん!!も短編アニメどっちも最高

0 松江哲明/映画監督
作り手の妄想が炸裂したアニメーションたちは、僕の脳の隅っこをこちょこちょしてくる。小さな短い時間だったけど、記憶には充分こびり付いた。今夜の夢がちょっと楽しみです。

0 室賀清徳/デザイン誌『アイデア』編集長
マーケットやジャンルの壁をこえた「アニメーション」への原初的な感動と、同時代表現への驚き。本当に見たかったアニメーションって、こういうことだったんだ…。そう感得させてくれた圧倒的なプログラム構成に拍手!

山村浩二/アニメーション作家
「生きる」とは「いま」この瞬間でしかない。世界中から厳選した「いま」を切実に感じさせるアニメーション群は、意識の深淵に届くだろう。コマ撮りされたビジュアルとサウンドのシャワーを浴びよ!

0 吉田アミ/前衛家
幻想を映す、夏の終わりに。

アナログなテクスチャーとデジタルの逢瀬、めまぐるしく変わる視点、死んでいるモノが息を吹き返す魔法、音と画のシンクロ、非道くグロテスクな悪い夢、曖昧に溶け出す現実と絵空事、無数の物語が生成され同じレイヤー配置される無常と崩壊する非日常、どこか安心できる狂気のゆりかご。

私たちが知るのは、あらゆる限界を越えてきたアニメーションの「現在」。不死身のタフなあいつは、うかうかしてる間にアップデートされ続けていたのだった!うれしくなって踊りだしたくなるじゃないか。

さて、ここに差し出された「アニメーション」とは、何だったのだろう。ふと、思う。考えあぐねたのち、ああ、そうか!と、膝を打つ。「アニメーション」とは、あらゆる表現の尖鋭が交錯するプラットホームなのだと、一人ごちた。

音が、画が、物語が、未来に向かおうと前を見つめている。ノスタルジーに捉われて、見慣れた風景ばかりを追うのは、安全だけどつまらないもの。積み立てられた過去の功績を決して無駄にはしないで。羅針盤と地図と軍資金にかたちを変えて、共に遠くを目指そう。誰がこの道の先はないなんて嘘をついた? あいつはいつだって、ここではない何処かへ私たちを連れ出そうと狙っているのだから。

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